新しい取り組み

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• 三重県北勢地区の食文化「しぐれ煮」と
  志摩地区の「海女漁法」の二つがコラボレーション！

  当社は2018年から農商工連携補助金を使用して志摩の海士（男性海女）さんと新しいプロジェクトを行っております。志摩の天然の海で採られた高級水産品「アワビ」「サザエ」「ナマコ」、そして地元消費でしかお目にかからない志摩の美味しい珍しい貝や海藻などを、地元宿泊施設やおせち料理、贈答用、海外販売用商品として開発します。 志摩には地元の人だけが知る美味しい水産物がまだまだ多く存在します。その志摩の海を知り尽くしたプロフェッショナル「海士」が採った水産物を直接買い付け、原材料、溜まり醤油等の調味料のほとんどを三重県産で調達し安心安全、付加価値の高い水産加工品の商品開発を行い、自社ブランドとして新しい市場を創出します。

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• 調味料「たまり醤油」の県内産化

  当社調味料調達先の中で唯一、四日市市の(有)岡本醤油部では天保年間の創業以来、昔ながらの天然醸造を行っています。本事業案の商品で使用する醤油は、岡本醤油部様の協力で一般的に濃口醤油より大豆の量が多く旨味成分が非常に高い昔ながらの「たまり醤油」を、材料全てを三重県産で仕込んで頂きます。「県内産大豆」「県内産小麦」「県内産塩」そして「鈴鹿山脈の伏流水」を使用し、昔ながらの国産たまり醤油を製造依頼しています。 この地方のたまり醤油は風味、色ともに濃厚、水産品との相性も非常に良く、貝の旨味成分と相まって非常に芳醇な味わいとなることは間違いありません。 原点回帰した創業当時の無添加調味料を復刻させ、志摩の貝の旨味を最大限引き出す製法で、現代のニーズに合わせた味付けや包装などの新商品を製造する、ある意味当社の技術力を結集した商品開発を行うことで他社との差別化を図ります。

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• グローバルな総合水産加工業を目指して

  日本の農林水産商品のグローバル化は工業製品と比べ大きく立ち遅れています。また、少子高齢化や消費志向の変化、水産資源の枯渇など佃煮業界を取り巻く環境は年々悪化し、まさに衰退産業といわれる状況です。さらに貿易自由化の中、今後もアジア各国から安価な商品が大量に輸入されることは容易に想像できます。 このような状況を踏まえ、当社はグローバルな総合水産加工業に転換し新成長戦略を打ち出しました。 その一つは「国内外からの水産資源の自社調達」。18年から国内、国外を問わず積極的に原料確保のための視察を自社で行っており、高騰する原料調達のコスト削減を図ります。そして「自社ブランド商品のグローバルな販売」です。伊勢志摩の高級原材料を使用した「藍の恵」シリーズなど競争力ある自社ブランド商品を開発、国内そして海外向け商品として展開していきます。